しげくんにさよならする話–初めての邂逅編–

落胆した後も不定期に連載される『吾輩はシゲである』を読み漁り楽しみにしていた。

更に、しげくんの仕事が来るたびに連載がされることに気づいた私はしげくんに個人仕事がくるように願っていた。
(当時は中学生だったのでそれに気づくのに時間がかかったのはしょうがないと思う)
仕事がくるように願うところだけだとただのしげくん担だが、理由がブログが読みたかったなのは笑うしかない。

そして、2008年12月友達に誘われてNEWSのライブに行くことになった。
友達に誰が好きなのか尋ねられたとき、私はしげくんの名前を答えられなかった。
文章が面白い人。好きかもしれない。
だけど、依然として外野からみたNEWSは2人と愉快な仲間たちだったから。
そんな気持ちが邪魔をして、誤魔化すように小さな声で「錦戸くん。」と答えたことを鮮明に覚えている。
生でみたNEWSはやはり2人の存在感は凄く、かっこよかったが、2人と愉快な仲間たちではなく6人でNEWSだった。
そして私の目はしげくんに釘付けだった。
「これがあのしげくんか」とわけわからないことを考えていた。そしてなぜ私はあの時はしげくんが好きだと言えなかったのかと後悔した。

たぶんこの時しげくんに堕ちかかったんだと思う。

つづく